FC2ブログ

ねことヘアピン

唯梓SS中心に自由気ままに綴るブログです。

2010年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年06月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

SSアップ予定(R-18)

夜分遅くにすみません。こんばんわ!
今さっき!新しいSSが書き上がりました。

これからお風呂に入ってから誤字チェックをするので、今日の夜中にアップしようかと思います。

今回の作品、完全に「Rー18」ですので18歳未満の紳士の方は見ちゃいけません。見ちゃいけませんよ?
また、苦手な方、受け付けない方も閲覧注意です。
読んでて「嫌!こんなの嫌!」と感じましたらすかさず戻るを押して下さいまし。

ではでは。良い夜を!

| 未分類 | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

WEB拍手お礼SS更新&コメ返信♪

拍手お礼SS更新させて頂きました。
PC&携帯どちらの方々も、あずにゃんクリックで見ることが出来ます。
(今回で5作品目となりますので、お手数ですが「うりうり!」と作業の如くお礼SS画面の下にあるボタンを4回押して下さいね♪)

そろそろ「何度うりうり押させるんじゃ!煩わしいわ!」と感じているかと思いますので、次の拍手更新しましたら今までの作品をカテゴリに収納しようかと思います。


今回の【律の災難】は、タイトル通り律っちゃん視点です。
頑張れ律っちゃん!負けるな律っちゃん!



コメ返信は追記からです!

≫ Read More

| 未分類 | 20:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【唯梓連載「梓の○○」シリーズその2 梓の夢想@後編】

【唯梓連載「梓の○○」シリーズその2 梓の夢想@後編】





あの夢を見てからと言うもの、私の思考と欲望は欲張りになっていた。
唯先輩を見ているだけじゃ、抱きしめられるだけじゃ、頭をなでられるだけじゃ、全然足りない。
もっと欲しい。夢の中の先輩に、また“キス”して欲しい。
今日の部活中、私は演奏中も、ティータイムも、先輩の唇ばかりに目がいってしまっていた。
家に帰ってからも、いつもはギターの練習をするのに、今日は真っ先にベットに寝転がり、目を瞑り先輩とのキスばかり妄想していた。



………
……






そんな事をしているうちにもう24時を過ぎている。そろそろ寝なきゃいけない時間だ。
私は枕の下から例の写真を取り出す。
そしてじっと写真の中の唯先輩を見つめて――


「今日も絶対出てきて下さいね」



そう写真の先輩に語りかけながら私はキスを落とした。




夢でまた先輩に会えるように―――
















ここは何処だろう。知らない部屋だ。
でもここには間違いなく、唯先輩がいる。
“匂い”でそう確信した。
ここは唯先輩の匂いでいっぱいなのだ。
私は部屋の中に居るはずの先輩を必死に探す。




『待ってたよ。あずにゃん』




後ろから聞こえた声に、私はバッと振り向く。
そこには唯先輩が立っていた。



『唯先輩…!』




(やっぱり居た…!唯先輩…会えた…また会えた…!)




私は嬉しくて胸がきゅーっとなる。




先輩はベッドに座ると、手をちょいちょいとして私を呼んだ。
私は躊躇わず先輩に近づく。
手を伸ばせば届くぐらいの距離になった瞬間、いきなり先輩は私の腕を掴み、グイッと乱暴に引き寄せ隣に座らせた。




『いたっ!…もうっ、何ですか急に!痛いですよ!……って先輩?』




『…………』




何も答えずに先輩は私を見て笑っている。
先輩の笑い方は、何か企んでいるような感じだった。



『せ…先輩…?』



私は何となく危険を感じる。
私の片腕は先輩に掴まれたままだ。




『あの………ッきゃあ!!』




先輩の顔を覗き込もうとしたら、いきなり肩を強く押され、ベットに押し倒された。
先輩は私の上に馬乗りになり、私の両手首をがっちりと両手で押さえる。
そんな乱暴な先輩に驚いて、私は思わず先輩の事を見上げる。すると先輩の目は、獣の目をしていて、私の事を捕らえていた。
私の体は動かない。動けない。蛇に睨まれたカエル、もといライオンに睨まれたネコ状態だ。




『ねぇあずにゃん。キスしたいって言って?』




先輩は私から目を離さないままそう言ってきた。




『えっ…?』




『ほら、はやく、言って?』




掴まれている先輩の手の力が強まる。
今の先輩はなんだか怖い、素直に従った方が良いだろう。
私は震える声を振り絞った。




『………せ、先輩と…………“キス”したいです…』





『…ありがと』




何故お礼を言われたか、私は理解できなかった。
それよりも今の先輩の雰囲気が怖くて、体が震えてしまう。
そんな震える私を見て、先輩は少し固まると、手首を掴んでいる手の力を少し緩めた。

そして―――



『ちゅっ』




『んっ…』



先輩は私のほっぺに軽くキスをした。
さらに頬から唇の近くに掛けて、軽いキスの嵐が降ってくる。



『ちゅっ、ちゅ、ちゅっ、…ちゅ、ちゅちゅ…』




『ん‥んっ…ん…くふふ、くすぐったいです』




先輩があまりにもちゅっちゅとキスしてくるものだから、私は少しくすぐったくなってしまう。
目を細めながら先輩を見ると、先輩はいつもの優しい綺麗な瞳に戻っていた。
私は心の中でホッとする。
私の中にあった先輩に対する恐怖感がサッパリとなくなり、ただただ先輩が愛おしいという気持ちだけが残る。
私はキスがくすぐったくて笑っていたら、先輩はいきなり私の唇をちゅっと吸ってきた。



『ちゅぱっ』



『んちゅっ』




先輩の唇に引っ張られて、私の唇は先輩に持っていかれそうになる。
先輩はある程度私の唇を引っ張ると、パッと離した。
すぐ離される唇に私はもどかしく感じる。
私達は見つめ合う。
私はもう笑ってない。先輩も真顔だ。
先輩は顔を近づけ、もう一度ちゅっと唇を吸ってきた。



『ちゅーっ』



『んぅ~っ』




さっきよりも強く吸われる。
唇が取れてしまうかと思うほどだ。
先輩は私の唇を念入りに吸い、また離した。
ちゅぱっと厭らしい音が部屋に響く。
先輩は私に被さっていた体を一旦離すと、私の手首を掴んでいた手を離し、直ぐに私の手に絡めて握りしめてきた。
俗に言う“恋人つなぎ”ってやつだ。




(先輩の手…私よりも大きい…それにすごく熱い)





絡めている両手を離さないまま、先輩は私にゆっくりと体重を掛けてくる。
胸が触れ合ってお互いの心臓の音が聞こえた。
私の早く打つ鼓動に、先輩の鼓動が重なる。まるで1つの生き物になったみたいだ。


そしてそのまま先輩は唇を私の唇に強く押し付け、ピクリとも動かなくなった。
私は一生懸命鼻で息をする。先輩も鼻で息をしている様で、顔に当たる二人分の鼻息が熱い。

何分間そのままの状態が続いたか分からない。
ふいに先輩が唇を押し付けたまま、ハッと口で息を出した。
唇に先輩の息が掛かり、私もつられて口で呼吸をしようとする。
その瞬間、私の口の中に先輩の舌が侵入してきた。



『ちゅるっ、ん…むちゅっ、れろ…』



『んっ、くちゅっ…ちゅぱっ…んあっ…』




先輩は私の舌を夢中で絡める。私はそんな先輩から逃げる。


逃げる。追いかける。逃げる。追いかける。


そんな事をし続けているうちに、いつの間にか私の舌は先輩に捕まっていた。



『じゅっ、じゅる…んむっ、ちゅーっ!』



『んぐっ、んふぅ、んっ!んんーっ!?』



口から舌を引っ張り出されたかと思ったら、思いっきり舌を吸われた。
私は口から溢れる唾液を止めることが出来ない。
先輩はそんな私の口の端から伝う唾液に吸いついた。



『ちゅぱっ、…ふぅ、…ねぇ、あずにゃん…』



『はぁ、はぁ…しぇんぱ…』




うまく呂律が回らない。私の舌は疲れてヘタってしまっていた。
なんだか頭もうまく回らない。意識が遠くなるのを感じる。


そんな私を見て、先輩は目を見開いた。



『あず……あ…ゃ…』



耳の遠くから先輩の声がうっすらと聞こえる。

でも先輩の声は私に届く事はなかった―――











To Be Continued






ぎ、ぎりぎり間に合いました。
ここまで読んでくれて有難うございます!
ちゅっちゅしてるシーンは書いてて楽しいですw
この次もまだあずにゃん視点ですが、どうぞマッタリとお付き合い下さいませ♪

とりあえずお風呂入ってきます…

| 【「梓の○○」その2 梓の夢想】 | 23:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【唯梓連載「梓の○○」シリーズその2 梓の夢想@前編】

あなたの柔らかい髪、優しい目、良い匂いのする温かい体。
あなたの全てが愛おしい。
見ているだけで幸せ。一緒にいるだけで幸せ。
好き、好き、大好きです。大好きなんです。
もっともっとあなたとの時間を過ごしたい。


だから、夢でもあなたと一緒にいたいんです――






【唯梓連載「梓の○○」シリーズその2 梓の夢想@前編】








季節は6月中旬。
この間の騒動(?)からこの短期間で、私達メンバーの仲は以前よりはるかに仲良くなっていた。
自分の気持ちに気づいてからというもの、私の唯先輩への想いは大きくなるばかりでいっこうに留まる気がしない。
もちろん前よりは唯先輩と私の距離も縮まったと思う。
でもそれは、先輩・後輩という関係での距離だ。
この前「覚悟して下さい」って(心のなかで)宣言したばかりなのに、実際は何もしていないし、行動にも移していない。



(だって具体的にどうすればいいのか分からないし…)




唯先輩は鈍感だし、多分私の想いには気づいていないだろう。
いや、そこは気付かれても困る気がする。



(私の事気持ち悪いと思われるかもしれないし…もし最悪、この関係が崩れてしまったら…)




そう考えると(今はこのままでもいいかな)と思ってしまっている自分もいる。



(これ以上望んだら、罰が当たる気がするしね)




そう、これは現状維持なのだ。そう自分に言い聞かせた。


決してヘタレなどではない。


断じてヘタレなどではない。





(今の関係で、十分だもん…幸せだし)














今日も無事1日が終わり、私は寝る支度をしていた。




(へへへ…今日はいつもより唯先輩と過ごせた気がする。)





パジャマに着替え、今日の唯先輩の事を思い返しながらふらふらとベットの方へ向かう。





(抱きしめ&頭なでなでのコンボまでしてもらえたし…はふ…幸せだよぅ)





私はぽてっとベットへ寝転がり、そのまま頭をずりずりとずらしながら、枕が置いてある位置探す。
頭が無事枕へと到着したところで、私は1日の大事な締めに取り掛かるために、枕の下から“あるモノ”を手探りで取り出す。




「ぇーと…あっ!あったあった。」




この“あるモノ”とは唯先輩の写真だ。



軽音部のみんなで写した写真は何枚かあるけれども、私は唯先輩だけが写っている写真を持ってはいなかった。
先輩だけを写真で写すのには、かなり高度な技術が必要とされる。
「唯先輩だけ写真撮らせて下さい」と言った日には、間違いなく律先輩からからかわれるのが目にみえていた。
喉から手が出るほど欲しくても、勇気がない私は諦めていたのだ。


ではこの写真はどう手にいれたのか?
この写真は先日、私の靴箱に入っていた。汚れないように透明カバー添付という豪華さで、だ。
誰の仕業かだいたい想像つくけど、これは有り難く頂戴した。




(だってこんなに可愛いんだものね)




私は写真を見つめる。
写真の中の先輩はカメラ目線で、まるで先輩と見つめ合っている感覚に陥る。
それだけで私の胸は、幸せな気持ちでいっぱいになった。



「おやすみ、ゆいせんぱい」




私は寝る前の大事な儀式、写真の唯先輩に「おやすみ」を言うというミッションを無事こなし終えると、大事に元ある場所に戻した。



「…」



ふと、ある事を思いついた私は、写真をもう一度取り出し、誰も居るはずがないのに辺りを確認する。
そして―――



「ちゅっ」



唯先輩の写真に軽くキスをしてしまった。




「キ、キスしちゃった…」



頭がカッカしてきた私はボフッと頭まで布団を被り丸くなる。





「ん…ゆいせんぱ…」





私の眠気は限界だったのだろう。目を閉じると、意識は簡単に現実から遠のいていった。

















『…ゃん……あず…』





『…?』




誰かに肩を揺すられている。
せっかく人が気持ちよく寝ているというのに、誰だこんな事をするのは。





『…ずにゃん…あずにゃ…あずにゃん』





聞きなれた声に、私の意識が覚醒してくる。このほんわかした声は唯先輩だ、間違いない。
私が唯先輩の声を間違えるわけが無い。
それに、私のことを“あずにゃん”と呼ぶのも先輩だけだ。



それより先輩が私を呼んでいる。早く起きないと――





『んっ………ゆいせんぱぃ?』




『あずにゃんやっと起きたよ~』




『ごめんなさい眠りが深かったみたいで…。…それであの、ここ何処ですか?』




『部室だよ~。もうっ、あずにゃん練習中に寝ちゃったんだよ?』




少し困っているような唯先輩の顔が目の前にぼんやりと見える。




『あっ、そうだったんですか…。ごめんなさい』




私は状況を確認するために周りを見渡す。
どうやらソファーで眠ってしまっていたみたいだ。
空は真っ暗になっている。何時間ぐらい寝てたんだろう?




『そういえば…他の皆さんは…?』



『先に帰っちゃったよ~』



『そうですか…』



私は体を起き上がらせる。
ソファーに座り、横になって眠ったせいで少し癖がついてしまった髪の毛を整えていると、今まで膝立ちをしていた先輩が、腰を上げて立ち上がり、くるりと後ろを向いてボフッとソファーに腰を降ろした。



(…な、なんか近い…)



ソファーは結構広いのに、先輩は私のすぐ隣、腕が触れ合うぐらいの距離に座っている。
そして先輩は、ソファーの背もたれにだらーっと体重を預けた。



私は髪を整えている振りをしながら、そんな先輩を横目で盗み見する。
先輩は頭を完全にソファーに預け、顔を天上に向け、目を瞑っていた。



(先輩、少し髪伸びてる)



ソファーの背に広がる柔らかそうな髪を見ながら、私はそんな事を考え、眼を閉じている先輩を見つめていた。




『何見てるの~?』




先輩は目を閉じたまま私に話しかけた。
私は思わずバッと先輩から視線を逸らす。



『み、見てなんかいません!』



『そう?』



『そうです!』



私がそう言うと先輩は納得したみたいで、「ん~ん」と声にならない声を鼻から出し、また静かになった。




(びっくりしたぁ…なんで気づいたんだろ。いつも見ていても絶対気づかないのに…ましてや先輩、目閉じてたのに)




私は赤くなった顔を冷ますため、頬を両手で覆った。
手のひらに頬の熱が吸収されていくのが分かる。
私は目を瞑って、さっきまで見つめていた先輩を思い出す。
いつものぽわぽわな先輩も好きだけど、目を閉じた先輩は新鮮で、素敵だった。
ふわふわな栗色の髪の毛、長い睫毛、そして、ぷにぷにで柔らかそうな唇。



(あの弾力のありそうな唇…触れたらどんなに気持ちいいんだろう)




その唇に触れる方法と言えば…



(やっぱ…キス…だよね………―――ハッ!)




私は不健全な妄想をしそうになり、慌てて首を振る。




『…あずにゃん、私とキスしたくなっちゃったの?』




『…………………えっ!?』




いきなりの先輩の発言に驚き、私は体ごと先輩の方を向く。
なんで私が考えていた事を先輩が…。
まさか妄想していた事を口に出してしまっていたのだろうか。
戸惑いながら先輩の顔を見ると、案の定先輩はまだ目を瞑ったままだった。




『だから~私とキスしたいんじゃないの?』




ようやく先輩は目を開け、こちらを向きそう言う。




『い、いや、それは聞こえてます!2回も言わないで下さい!
そうじゃなくて、なんでいきなりキ、きs』




『え~?だってキスしたくて私のこと見てたんじゃないの?』




先輩は首を傾げ、不思議そうな顔をして私に聞いてくる。




『ち、違います!……確かに先輩のこと見ていましたが…』




『なんで見ていたの?』




次から次へと問い詰められているせいで、私は少し頭が混乱していた。




『な、なんでって…と、とにかく見ていただけなんです!』




『ん~…じゃ~あずにゃんは見るだけでいいの?見ているだけで満足なの?』





『は、はい!私は見ているだけで幸せなんです!』




(思わず口から出ちゃったけど、なんか私、さっきから変なこと言ってる…。「見ているだけで幸せです」って、「好き」って言ってるようなもんじゃ…)




『ふ~ん…ねぇ、あずにゃん』




先輩は、いつもの声のトーンより低い声を出し、私の目を見つめてきた。
先輩の目は、まるで私の心を見透かしているようだった。




『ひゃい!?』




いきなりの先輩の変わりように私の声は裏返ってしまう。




『本当は次に進みたいんじゃない?』




『つ、次って…?』




『キス。してみたいんじゃない?見ているだけじゃ我慢できなくなっちゃったんじゃない?』




『……』




先輩が言っている事が図星だったので、私は思わず黙ってしまう。
先輩の言う通り、私はここ最近見ているだけでは満足できなくなっていた。
でも私はどうすればいいかわからなくて、自分の気持ちに嘘を付いて誤魔化していたのだ。




『あずにゃん、素直になって。キスしたいの?したくないの?』




耳元に低い甘い声で囁かれる。
先輩の吐息が耳にかかって、私の肩はビクッと上下した。




『ッ…………たい』




緊張しすぎて声を上手く出す事が出来ない。




『ん?声小さすぎて聞こえないよ』




もうすでに、私の答えは一択しかなかった。




『…たいです。先輩と、キス、したいです』




『いいよ、しよっか。あずにゃん』




私の答えに対し、先輩はあっさりと了承し、私の顎を手でクイッと持ち上げた。




『あっ…』




顎を捉えられ真剣な目で見つめられたせいで、私は先輩から目が逸らせない。





『どこにキスしてほしい?ここ?ここかな?』





先輩はそう言いながら、人差し指で私の額とほっぺを指す。




『それとも、ここ?』




先輩の指はゆっくりと私のほっぺをなぞり、唇に到着した。




『そ、そこ…』




私はすかさず声に出す。




『ん?ここ?』




指で唇をぷにっと押された。




『…はぃ…ここが、いいです』




私がそう言うと同時に、先輩の唇が私のそれと重なった。



『ちゅ…』




『んっ…』




初めて触れた先輩の唇は、柔らかく湿っていた。
私の唇にしっとりと吸い付いてきて、とても気持ちがいい。




(私…先輩とキスしてるんだ…)




『…んちゅ…ちゅっ…』




『んっっ…んぅ…んん~っ』




もちろん私はファーストキスだ。先輩が私の初恋なのだから。
初めて、という事もあり、どうやって息を吸えばいいかまったく分からない。
私はうまく酸素を吸えなく、息が苦しくなっていた。
そんな私の事など知る由もない先輩は、さらに深く口を押し付ける。




『ちゅっ…うちゅ…ちゅ…』




『んちゅっ…ん…ふ‥ぷはっ、ふぁっ、せんぱ!ぷあっ!』




息が出来ないのに耐えられず、私は先輩の唇から離れてしまった。




『ありゃ、もう終わり?』




『はぁ!はぁっ!はぁっ、…はぁ、はぁ…』




私の肺は、酸素を取り込むのに忙しなく上下する。
心臓も煩いほどバクバクと脈を打っている。



『他にしてほしい事は?』



先輩は休む暇もなく、私に次の誘惑を振った。




『…他に…』




必要な酸素を取り込んだ事により、呼吸が大分落ち着いてきた。




『うん、なんでもいいんだよ~?』




ボーッとうまく働かない頭で、先輩を見つめる。
愛しい、愛おしい先輩が、なんでもしてくれるってさ。
私の脳は「この人が欲しい、欲しい、欲しい」と指令を出した。



『“好き”って言ってほしいです。強く抱きしめてほしいです。“あずさ”って呼んでほしいです。もっともっと…キスしてほしいです…』



私の口は止まらない。
もう先輩の事以外何も考えられなかった。




『あははっ、あずにゃん要望多すぎだよ~。それにキスはさっきしたよ~?』



先輩は笑いながら私の唇を指で撫でる。
唇から伝わる先輩の指の感触に、私はプルッと震えてしまった。




『でもいいよ、“あずさ”。なんでも言う事聞いてあげる』




『!』




名前で…“あずにゃん”ではなく“あずさ”と呼んでくれた。
それだけで私の鼓動は強く高鳴る。
そしてゆっくりと、先輩の綺麗な顔が近づいてきた。




『あずにゃん…目、閉じて?』




私は素直に目を瞑り、キスがし易いように唇を尖らせ、先輩のキスを待つ。
しかし先輩の息が顔に当たるのを感じた瞬間、なぜか先輩はいきなりパッと私から離れてしまった。
不思議に感じ私はゆっくりと瞼を開ける。
するとそこには悲しそうな顔をしている先輩がいた。



『ごめんね、――だっ― ー…』















ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ



「バンッ!」



耳障りな音に私の手は自然にその音を出している元凶を叩く。




リリリリリジリッ


目覚まし時計の音が止まると同時に、私はむくっと体を起こした。
私は二度寝などしない。寝起きは良い方なのだ。



「ゆ、夢…」



今更ながら、改めてさっきまでの事は夢だと思い出す。
すごいリアルだった。今でも夢だと信じられないほどだ。
感触とか、匂いとか、すごく――



(すごく…気持ちよかった…な…)




何度か唯先輩の夢を見た事はあるが、こんなにすごいのは初めてだった。
目覚ましが鳴らなかったら、一体どうなっていたのだろう。
そんな事を考えながら、私はむずむずする太ももを擦り合せていると、ふと下半身に違和感を感じた。



(なんか…気持ち悪い…)



私はパジャマのズボンを引っ張り、異変を探す。




「!?な、なにこれ…!?」




そこには、パジャマにまでシミをつくっている、ぐっしょりと濡れた私のパンツがあった。







【梓の夢想@後編】へ続く。

| 【「梓の○○」その2 梓の夢想】 | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

SSアップ予定

携帯からおはばんわ。

15時…お菓子の時間ですね。

きっと唯ちゃんはお昼でお腹がいっぱいになって授業中居眠りしている頃だと思いますw



さて、連載ですが、大体その3が無事書き上がりましたので、今晩、その2をアップする予定でございます。

その名も…!

【唯梓連載その2 梓の夢想 @前編】


です!



「…え?前編…?」
    ___
ホジホシ/⌒ ⌒\
  /(●) (●)\
 |⌒ (_人_) ⌒|
  \m||ー′ /
  (_ノ
  ノ ノ



はい!その2は前編、後編の二部構成となっております!

いや、そんなたいそれた事じゃなくてただ少し長くなってしまっただけなんですがね。


今日は帰りが遅くなるので、少し誤字脱字チェックに時間が掛かるかもしれません…。

頑張って日にちが進む前にはアップしたいと考えております。


ではでは!

| 未分類 | 15:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ブログデザイン少し改造&1000HIT有難うございます!

少しだけPCのブログ設定いじってみました。

カレンダー追加してみたり…カレンダー入れてみたり…カレンダー使ってみたり…

あれ?結局カレンダーしか増えてないお?(;^ω^)
何か便利なブログパーツないですかね~w


携帯の方はすみません。何もいじってません。
「早くこれ追加しろや不便なんじゃボゲェ」と言う要望がありましたら気軽に言って下さいね♪





そして!


「ん…?10…」
   __
  /― -\ ___
 / (○ ○)||  |
(  (_人_)||  |
 >   ̄ ||__|
(  ̄つ⌒>、__∥|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「1000HITだと!?」
    __
   /―w-\___ ゚
  / ((二二||Σ◎ニ◎
 (  (_人_|| "゚。| 。
`/⌒ー Lr/ ||__|
(  ̄つ⌒>、__∥|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


1000HIT有難うございます!!!


あまりに嬉しくって赤いフォントにしてみました!
まさかこんなに見てもらえるとは思ってもいなかったので、内心驚きですw
やはり唯梓は正義なのですね!!
これからも皆さまご一緒にゆいあずスキーとして萌え萌えしていきましょう! 


今日の晩御飯に大好きなたこ焼きを買って参りましたヽ(°ω、°)ノはふ~ん 
これを糧としてこれからSS書きます♪

| 未分類 | 21:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

WEB拍手お礼SS更新♪

こんばんわ。2日連続拍手更新とか…すみませんorz早く連載書けって感じですよねw
WEB拍手SSはPC&携帯の方々どちらもあずにゃんをクリックで読むことが出来ます。
(今回ので4作品目なので、お手数ですがお礼画面の下にあるボタンを3回押して下さると読むことが出来ます)



こちらの【にゃににゅにぇあずにゃん 回想編】
タイトル通り昨日の【にゃににゅにぇあずにゃん】の続きです。
なぜ書いたかと言うと、「この続きが読みたい」という有り難いコメを頂き、とても嬉しくて1日で書いちゃいましたw
コメリクしてくれた方、有難うございます。
でも何か私の頭が可笑しかったのか、それともテンションが可笑しかったのでしょうか…少し下品な作品となってしまいました…。ごめんなさいorz
R-15まではいかないと思うのですが、苦手な方、また危険を察知した方はバックトゥザフューチャーです。


しっぽだもん!せふせふ!

| 未分類 | 22:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

WEB拍手お礼SS更新♪

WEB拍手お礼SS更新しました。
PC&携帯どちらの方々もあずにゃんクリックで読めます。
(3個目なので下にある拍手ボタンを2回押して下さいね♪)


この【にゃににゅにぇあずにゃん】。書いててとても楽しかったですw
やっぱり猫耳物は1度書いとかないと!少しだけ「非現実的」なので苦手な方はスルーして下さいね♪
ではでは!

| 未分類 | 20:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

近況報告

こんばんわ、JASこです。
少しこれからのSS制作報告をしようかと思います。


まずは【唯梓連載SS「梓の○○」シリーズ】
こちらは只今「その3」をしこしこと書いている途中です。
こちらが出来次第、「その2」をアップしようと考えております。
性分上、先が出来てないと落ち着かない者ですので…wもう少しお待ちください^^


その間に拍手用のお礼SSが先に出来上がるかな?と言う感じです。


さらに新しい連載を考えております。
その名も【唯梓連載SS「うちのあずにゃん!」シリーズ】です。
こちらは大体のストーリーの形だけが出来上がっていて全然文章には書き下ろしていませんw
まったりと書ければいいなぁと思っております。本当にまったりになると思います。あまり期待しないで下さいねw
タイトルで想像がつくかもしれませんが、完全に「パロディ」となる予定です。苦手な方は虫しちゃって下さい。



そして前にも報告しましたが「梓の○○」シリーズの唯ver、「唯の○○」も少し書き始めました。
むしろこれが書きたくて梓シリーズをせっせと書いている状態ですw



このような感じになっております。
どうぞこれからも【ねことヘアピン】にお付き合い下さいませ♪

| 未分類 | 16:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【いつもと違うあなた @前編】

少し長めなので、お時間がある時にどうぞ。

唯梓SS


【いつもと違うあなた】



「うはぁ~ムギちゃんのお菓子はおいしいねぇ♪」



そう言うと唯先輩は幸せそうなため息を出した。
先輩は、目を瞑って頬が落ちるとでも言うように頬に両手を当てている。
口は半開きで少しヨダレが垂れていた。
その顔を漫画に例えると、目は(=)で口は(q)である。全体図で(=q=)←こんな感じだ。



(すごいだらけた顔…)




私は、そんなだらしない顔をしている唯先輩をじとーっと呆れながら見つめ、自分の目の前に置いてあるお菓子に視線を戻す。




確かにムギ先輩の持ってくるお菓子はおいしい。
今日はお菓子はシンプルな「苺のショートケーキ」だ。
苺の甘酸っぱい酸味が、甘すぎない生クリームをうまく惹きたてている。上品な大人の味だ。
スポンジもふわふわで、間に挟まれている苺と一緒に口の中に入れると、ほろっと舌の上で溶けてしまう。
私も食べた瞬間思わず「おいしいっ!」と叫びそうになったものだから、唯先輩がこんなになるのも無理はないだろう。




「ふふふっ、喜んでもらえて嬉しいわ♪」




ティーポットにお湯を注ぎながらムギ先輩は微笑む。




「ほんと美味しいな。これ!」




律先輩も目を輝かせながらケーキを食べる事に奮闘している。
そんな中、澪先輩は紅茶を飲みながら静かに音楽雑誌を読んでいるみたいだった。



「おいし~おいし~!もぐもぐもっぐ…ごふっ!」



咽た声に、皆一斉に唯先輩の方を見る。
先輩は喉を押さえて、苦しそうに胸をトントン叩いている。ケーキを喉に詰まらせたのだろう。



「唯ちゃん大丈夫!?」



すかさずムギ先輩が唯先輩に水を差し出す。



「ごくっごくっごっ………ぷはぁ~苦しかったぁ~。ありがとームギちゃん♪」



唯先輩は受け取った水を一気飲みすると落ち着いたみたいで、ニッコリとムギ先輩にお礼を言う。




「どういたしまして♪紅茶のおかわりもあるから沢山飲んでね?」



「わあーい!おかわりー!」



「ずるいぞ唯!私もおかわりー!」



いきなり唯先輩と律先輩の変な競いが始まった。
2人して紅茶をガブ飲みし、どちらが早く飲めるか競争している。
ムギ先輩はそんな2人をニコニコしながら眺めていて、澪先輩は何事もなかったようにまた雑誌を読み始めた。



(はぁ…幼稚すぎる)



私はそんな先輩達を呆れた目で見てしまう。
唯先輩も澪先輩ぐらい大人になって欲しいものだ。



「梓ちゃんも、おかわりいかが?」



先輩達の競争を冷ややかな目で見ていたら、ムギ先輩がティーポットを持ちながら私に話しかけてきた。



「あ…はい、いただきます」



私はカップの中に少し残っていた紅茶をこくっと飲み干し、ムギ先輩にカップを渡す。
底の方に残っていた紅茶は、沈んだ砂糖により粘ついていたみたいで、舌に纏わり付いてきた。
私は舌の粘つきに少し不快感を感じていると、騒がしかった声が消えている事に気付く。
どうやら先輩達は競争に飽きたみたいで、まただらーんとお菓子を食べていた。


「むふふ~っ」


唯先輩は口の周りにいっぱいクリームがつけながら変な声を出している。



「……はぁ…」




そんな先輩を見て、私は今日何度目かわからないため息を付いた。










次の日!
私は急いでいた。


「はっ、はっ、はっ」


髪が乱れるのも気にせず、私は全速力で走る。
今日に限って目覚ましが鳴らなくて寝坊してしまったのだ。



(なんっ、で、ならっ、なか、った、、、のーーー!?)



今更目覚まし時計を恨んでも仕方ない。
遅刻なんてしてしまったら、優等生で通っている私のプライドが傷つく。
そんな失態は断固阻止しなくてはならない。絶対にだ。
私は携帯で時間をこまめに確認しながら、前をあまり見ずに走っていた。




「きゃっ!…!ッ!」



視界も定まらないまま走っていたがために、足に何かが突っかかる。
私は地球の重力に逆らうことが出来ず、体が前のめりに倒れていくのがはっきりと頭の中で理解できた。
いくら頭で理解出来ていても、もうどうしようもない。
私は次に来るであろう衝撃に備えるため、目をギュッと瞑る――――




(………)




いくら待っても想像していた痛みがこない。それどころか気持ちよくて良い匂いがする。
おかしいと思い目を開けると、私の体は誰かの体にすっぽりと抱き抱えられていた。



「大丈夫?あずにゃん」




「……えっ……唯、先輩?」




そのほんわかした声から、その誰かが唯先輩だと私は気づく。




(転びそうになったところを、唯先輩が助けてくれたんだ)




「も~驚いたよ~?あずにゃん後ろからいきなり走ってきて転びそうになるんだもん。気をつけなきゃあぶないよ?」




「ご、ごめんなさい。急いでたんです」




「確かにこんな遅いのも珍しいね~。どうしたの?」




ただ寝坊した、なんて話すのはなんだか恥ずかしい。私は話を逸らすため、唯先輩の顔を見る。
そこで先輩の異変に気づく。



(…んー?なんか…)



何かいつもと違う気がする。



(………あ、ヘアピンだ)



そう、いつも付けている2つの黄色いヘアピンが髪に付いてないのだ。




「先輩、いつも付けてるヘアピンどうしたんですか?」




「あ~。昨日お風呂入った時、風呂場に置いたままにしちゃってサビついちゃったんだ~」



そう言いながら先輩はいつもヘアピンが付いてる部分の前髪をちょいちょいと手櫛でとかす。
ヘアピンで止めてないせいか、先輩の前髪は目に少し掛かっていて、ミステリアスな雰囲気を出している。
そんないつもより大人っぽい先輩に、私はぽーっと見惚れてしまった。



「……………」




「どしたのあずにゃん。そんなに見つめられると恥ずかしいよぉ~」




そう言いながら先輩は私の顔を覗き込む。
少し長い前髪の隙間から隠れ見える瞳は、とても綺麗で。
私はそんな先輩にうっとりとしてしまい、先輩の声が聞こえなくなっていた。


まだ抱き受け止められていた私は、無意識に腕を先輩の背中にまわす。
すると先輩は、背中にまわしていた腕を腰まで下ろし、私の体をもっと引き寄せた。



抱き合ったままどれくらい時間が経ったのだろう。10分、5分、いやもしかしたら1分だったのかもしれない。
私はいつまでも先輩の胸に顔を埋めていた――――






キーーーーンコーーーーンカーーーンコーーーーン







「あ、遅刻だ」



「………え゛!?」



先輩の声に私はハッと我に返る。


というかこの状況は一体何事だ。
まるで恋人同士の様に抱き合っている先輩と私。


(こんな公共の場で抱き合って何してるんだ私たちは!)


急に恥ずかしくなった私は、先輩の胸の中でモゾモゾと動く。



「た、助けてくださってありがとうございました!もう大丈夫ですから、は、離れて下さい!」



「あ、そだね~」



あっさりと離される先輩の体。
先輩のぬくもりが無くなった寂しさから、私は「あっ‥」と切ない声を出してしまう。
そんな私の声に気づいた先輩は、ふっと妖麗な笑みを見せると、私の耳元に顔を近付け低い声で囁いた。


「‥続きは放課後、ね?――」










次に気がついた時には、私はいつの間にか自分の席に座っていた。
どうやってここまで辿り着いたのか、まったく覚えていない。というかもうお昼も過ぎホームルームだ。
純にお昼中の私について聞いてみたら別に普通だったと言う。
ノートも全教科執っている事から、一応勉強をする意識はあったのだと思う。さすが根は真面目な私。



(どこから記憶が飛んでるんだっけ…)



私は今日の朝からの記憶を振り返る。
朝、目覚まし時計のせいで寝坊して、遅刻しそうになって、急いで走ってたら転びそうになって、でも転ばなくて、そこには―――



「唯先輩?」



純がコソッと私に喋りかける。




「………そう!そこには唯先輩が」




唯先輩が転びそうになった私を助けてくれて、それで、それで――




(抱かれて…囁かれて…)




『続きは放課後、ね?』




「そうだった!えっ!もう放課後!?」




「こら。まだホームルーム中ですよ、中野さん」




クラスにドッと笑いが起きる。


大声を出したせいで先生に怒られてしまった。
純がこっちを見てニヤニヤと笑っている。口パクで(ばーか)というおまけつきだ。



(は、恥ずかしい…。くそぅ…純め…)



でもなんで純は唯先輩の事考えてるってわかったんだろう…。
まぁ純は後々シバくとして、私は放課後のことだけを考える。
晴れて全部思い出した私は、一刻も早く部室に向かわねばならない。
私はホームルームが早く終われという思いを込めて、机を貧乏揺すりでガタガタとさせる。




(続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き)




一体先輩の言った続きとは何なのか。
その時の私は“続き”という言葉に捕われていて、考える余地もなかった。












ホームルームが終わり、私は早足で両足が絡まりそうになりながら音楽室へと向かう。誤解してもらっては困るが、あくまでも早足である。私は真面目なので廊下を走ったりしないのだ。
廊下のカーブを内側擦れ擦れで曲がり、階段を二段飛ばしで上り、私はついに音楽準備室の前までたどり着く。



(はぁ、はぁ、はぁ、ここに唯先輩が…!続きが……!)




これから起きる事を想像し、私の喉はゴクリと鳴る。
いつまでもここで突っ立っているわけにはいかない。私は決心してゆっくりとドアを開ける。



「こんにちはー…あれ?」



部屋はシーンとしていて誰もいない。まだ先輩、来ていないのだろうか。
私はとりあえず鞄を置こうと思い部屋に入ると、奥の方から誰かがひょこっと顔を出した。



「あ、早かったね。あずにゃん」



「…!唯先輩…はい、急いできました…」


誰も居ないと思っていた私はいきなりの先輩の登場に驚く。それが唯先輩だったから尚更だ。



「ふふっ、額汗かいてるよ?今紅茶入れてる所だから少し座って待っててね?」



そう言われて私は額に手を当てると、急いできたためか少し汗をかいているようだった。ポケットからハンカチを取り出し汗を拭く。



「は、はい……。って…え?」




先輩の発言に耳を疑ってしまった。




(“あの”唯先輩が紅茶を!?ちゃんと淹れれるのかな…)



そんな少し失礼な事を思いながら、私は先輩に言われた通り椅子に腰掛ける。
テーブルを見ると2人分のティーカップとお菓子しか用意されていない。
疑問に思いながら私は準備をしている先輩を見る。


先輩は鼻歌を口ずさみながらヤカンを持ち、ティーポットにお湯を入れていた。
お湯を少し高い位置から注いでいるその手つきは、なんだか手馴れている感じだ。



「後2~3分で出来るからね」



そう言い先輩はティーポットに蓋をする。
紅茶は小時間蒸らして茶葉を開かせてあげないといけない。
こんな事まで知っていたなんて…私は感心する。



「あ、はい。ありがとうございます。それであの…他の皆さんの分は…?」



先輩にさっきから気になっていた事を尋ねる。
もうそろそろ来ても良い時間なのに、いっこうにドアは開く気配がしない。



「あぁ…。今日私以外部活来ないってさ」



「えっ、あ、そうなんですか…」



(なんでだろ?)と一瞬思ったが、まぁ事情があるなら仕方がない。
(今日はギター練習かな~)と考えていると、先輩が白い箱を持って近づいてきた。



「あずにゃん、ケーキどっちがいい?」



そう聞きながら先輩は箱の中からケーキを取り出し、私の目の前に2つ並べる。
今日のお菓子はモンブランとバナナチョコレートケーキの様だ。



「先輩、先に好きな方選んで下さい」



とりあえず「どうぞ」と先輩に譲る。一応目上の人でもある訳だし。
まぁ何より、先輩に好きな方を食べて欲しいという気持ちの方が強いんだけど。



「じゃあ私はこっちにしようかな」




先輩はモンブランを選ぶと、バナナチョコレートケーキを私に渡してくれた。
私は一言「ありがとうございます」と言い受け取る。



「さ、そろそろ紅茶が良い頃だよ。ティータイムにしよう。」





【いつもと違うあなた @後編】に続きます。

| 【いつもと違うあなた】 | 21:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

お礼SSS更新&拍手返事♪

WEB拍手に新しいSSSを更新しました。
見方ですが、PCの方も携帯の方もあずにゃんをクリックし、下のほうにあるボタンをもう1度押して下されば表示されます♪


【手を繋ごう】はまたまたアニメを参考にして書かせて頂きました。
アニメはすごい唯梓プッシュなので、かなりネタの材料になりますwほくほくw


拍手返事は追記から♪

≫ Read More

| 未分類 | 22:54 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【唯梓連載「梓の○○」シリーズその1 梓の自覚】

あなたはいつもふざけて私に抱きつくんでしょうけど、
そのたびに私は速くなる胸の鼓動を抑えるのに気が気じゃない。
この不純な気持ちに気づかれたくなくて「離して下さい」と言っても、
より一層きつくきつく抱きしめ離してくれないあなた。
もしかしてあなたも同じ気持ちなのかな?と思わず考えちゃうけど、
背中に伝わるあなたの鼓動は気持ちよくなるほどゆったりとした一定のリズムで…。



私だけこんなドキドキしてずるいです――







【唯梓連載「梓の○○」シリーズその1 梓の自覚】






私が軽音部に入ってから1ヶ月が経とうとしている。
でも最近、私はティータイムばっかりしてだらけてる先輩達を見ていて「この部活大丈夫なのかな?」と不安を感じていた。
だらだらお菓子ばっかり食べて、私の求めていた理想の練習をしない。
そんな先輩達を見ていられなくなった私は、怒ってばかりいた。口癖が「練習!」になってしまったほどだ。
それでもなかなか真面目に練習をしない先輩達に私は痺れを切らして、軽音部を辞めて外のバンドに入ろうと考えた。


そう決意してから私は、ここ数日毎日色々なライブハウスに足を運んでいる。でも、どのバンドの演奏も私の耳には陳腐な音にしか感じない。
毎日音を右から左に聞き流している最中、「なぜ?」とぐるぐる頭の中で考えていた。



―――そもそも私が軽音部に入った理由は何だっけ?












考えても考えても答えが見つからない私は次の日、数日休んでしまっていた軽音部に顔を出しに行った。




「こ、こんにちは…」




音楽準備室のドアをそっと開けると、そこには練習中の先輩達がいた。




(私が居なくてもちゃんと練習してたんだ…)




そんなの当たり前だ。でもなんでか私の胸はチクリと痛くなる。
ドアの近くに立ち尽くしている私に先輩達は気づくと、演奏を止めて一斉にこちらに近づいてきた。




「梓!最近来ないから心配してたんだぞ?どうしたんだ?」





「ここ数日は毎日真面目に練習してたんだぞ!…ってどうしたそんな暗い顔して…まさか辞めるって言いに来たんじゃ…!?」





「梓ちゃん…そうなの?」





(先輩達すごい心配そうな顔してる…言いにくいな。皆さんこんなに心配してくれてたのに、あんな自分勝手な行動してひどい事考えて…)




「あずにゃ~ん!辞めちゃ嫌だよぅ~」




私がいつまでも俯いて黙っていたら、唯先輩はギターを背中に回して私に抱きついてきた。
ふわっと先輩の匂いが私の鼻に入る。




(唯先輩に抱きつかれるの久しぶり…。いい匂い…)




私は久々に先輩に抱きしめられたことにより、不安でいっぱいだった心が少し落ち着いてきた気がした。




(…今なら言える)




「…聞いて下さい。実は私、軽音部辞めようと思ってたんです。軽音部は私の想像していた部活とは少し違いましたから…。
それで他のバンドに入ろうと考えて、数日間部活に行かずにライブハウスに行ってました。…でも、どのバンドの演奏も全然耳に入らないんです。演奏は断然うまいはずなのに、私の心には響かなかったんです。
私、それが何でなのかがいくら考えても分からなくて…。どうしてなんでしょうか…っどうして、私は軽音部に入ろうと思ったんでしょうか…っ教えてください…っ」





ぽたりぽたりと唯先輩の肩を濡らす水滴。
私は感極まって泣いてしまっていた。





(こんな自分勝手に動いて先輩達に心配かけて、挙げ句にこんなへんてこな質問するなんて…私、最悪だ…)





「梓…」




「梓ちゃん…」




「………そうだ!演奏しようよ!」




唯先輩は私からそっと離れると、そんな事を言いだした。




「唯?」




「あずにゃんは新歓で私達の演奏を聴いて入部してくれたんだよ!だからもう一回、あずにゃんのためだけに演奏しよう!そしたらあずにゃんも何か分かるかもしれないよ?」





そう言って「ふんす!」とギターを構える唯先輩。
その真剣な表情に私は少しドキッとした。




「唯…。そうだな!演奏しよう!」




「そうね!やりましょう!」




澪先輩とムギ先輩も自分の持ち場につく。
律先輩もドラム椅子に座り、スティックを上に思いっきり上げ大声を出した。




「梓~!しっかり聴いとけよ!いくぞ、ワンツースリー!」




律先輩の元気な掛け声と合図で演奏が始まる。
曲は私も知っている「わたしの恋はホッチキス」だった。
私は涙で見えない視界を手で擦り、目を凝らしながら先輩達の演奏を聴く。




(唯先輩、私が一週間前に教えたとこまたミスしてる。律先輩のドラムも少し走り気味、…なのに…)




なのに先輩達の演奏は、私の口を通り喉を抜け心臓にまで響き渡る。




つまりとても“良い”んだ。




さっきまで暗い気持ちだった私の心が演奏によって洗われるようだった。



サビに入る直前、パチッと唯先輩と目があった。
先輩はにっこりと私に微笑み、次のフレーズのためにハッと口に酸素を取り込む。
私も先輩に釣られてハッと息を飲みこんだ。




そして―――――












私の目の前は真っ白になっていた。
蘇る記憶。
体育館で見た新入生歓迎会。
そこで初めて見た唯先輩。




先輩は楽しそうにギターを弾いていた。
そんな先輩の姿を見て、この人達と一緒に演奏したらどんなに楽しいんだろうって思ったんだ。
私は足の爪先が痛くても構わずに、めいいっぱい背伸びをしていた。
私の目に、この瞬間が、先輩達が映るように。
私は五感全てを使い演奏を聴いていた。
先輩の歌声、ギターを弾く指先、体育館に広がる優しい匂い、それになにより、唯先輩の笑顔。
私は一目見た時から、唯先輩の笑顔に惹かれていたんだ。
練習ばかりにこだわって、一番大切なことを忘れてしまっていた。





私は唯先輩が、唯先輩のことが―――












ジャーン....








「ふぅ…やっぱ演奏するのは楽しいな!」




「あぁ、良く合ってたよ。きっとみんな同じ気持ちで演奏してたからじゃないかな」




そう言い律先輩と澪先輩は、お互いに顔を合わせながら笑い合った。




「梓ちゃん、どうだった?」



ムギ先輩が私に聞いてくる。とっさに私は答えた。




「あ、はい…すごく、良かったです…。あの、私、聴いてて気づきました、私が軽音部に入った理由…。私、先輩達の演奏が大好きです!なので、良ければまた…その…皆さんと演奏したいです…」




(なんて言ってみたものの、調子良すぎるよね、私。入ったり抜けたりして、こんな自分勝手でうるさい後輩なんて、先輩達うんざりしちゃったかな…。もう取り戻せないのかな…)




そう考えると途端に先輩達の視線が怖くなり、俯いてスカートをぎゅっと強く握り締める。
そうでもしてないと私の体は震えが止まらなかった。




(それでも…怖くても…私、答えが欲しい。)





私はおそるおそる先輩達の方を見た。









私の想像とは裏腹に、先輩達は優しい顔で私の方を見ていた。




「もちろんだ!梓はもう私達のメンバーなんだからな!」





ハニカミながら律先輩は私の頭をぽんぽんと優しく叩いた。




「律先輩…」




「良いに決まってるさ!当たり前だろ?とにかく良かったよ…。
梓、私達のバンドは確かにティータイムとかやっていて、梓からしてみれば真面目じゃないかもしれない。
私も最初はそう思ってたよ。でもこのみんな意外とバンドするとか考えられないんだ。ティータイムあってこそのHTTなんだ。必要な時間なんだよ、うん」



澪先輩はうんうんと頷きながら、私にそう語りかけた。



「はい澪先輩…ごめんなさい。私、練習ばかりにこだわって、大事な事忘れてしまってたんです。私も…私も先輩達意外とバンドを組むのは考えられません!」



「ふふっ、梓ちゃんおかえりなさい」



ムギ先輩はニコニコと優しい笑顔で私の事を迎えてくれた。




「ムギ先輩…ただいまです…」




私は先輩達の優しさにまた泣きそうになってしまう。
でもそこは持ち前の根性でグッと我慢をする。
泣いてばっかりじゃ示しつかないもんね。




そして――――




「あずにゃ~ん!!良かったよぅ~!!」




「すみませんでした、唯先輩…」




ものすごい勢いで唯先輩に抱きつかれた。
演奏したばかりのせいか、先輩の体温はいつも以上に熱く感じる。
唯先輩の腕が私の背中にまわされた。
私も無意識に先輩の背中に腕をまわしていた。




(先輩の体…熱い…頭がくらくらする…気持ちい…)



………
……






「どしたのあずにゃん、なんだかぽーっとしてるよ?」




「にゃ!?」



先輩に抱きしめられたまま顔を覗き込まれて、私は意識が覚醒してくる。




(考えすぎてぽーっとしちゃってたのかな、恥ずかしい…。…てか先輩!顔、近い!先輩の事考えてたからなんだか意識しちゃうよ…)




「でもこんな大人しいあずにゃんも可愛いよぅ~なでなで~」




「うぁ!?」




先輩の手で頭を撫でられた瞬間、ドクン、と私の胸は大きく一度跳ねた。
私の鼓動はそれだけでは収まらず、ドクンドクンドクンと痛いくらい何度も胸を跳ねる。




(な…痛い。なに、どうしちゃったの私の胸…っというか先輩にバレちゃう!おかしいと思われる!)




「は、離れて下さい!苦しいです!」





私は先輩の胸に自分の暴れる鼓動が伝わらないように、無理やり先輩から背中を向ける。
でも先輩は、私の事を後ろから被さるようにさっきよりもきつくきつく抱きしめてきた。




「あずにゃん分が足りないからまだ駄目~♪ぎゅ~」




「ぁぅ…」



私のドクンドクンと高速で打つ鼓動とは正反対に、背中から伝わるゆっくりとした先輩の鼓動。
首に伝わる吐息に、甘い声に、温かい体温に、私の胸の音はおさまらない。





(先輩…どうか、気がつかないで…)






「おふたりさーん、イチャイチャするのもいいけど、ほっとかれてる私達の事も考えてくださーい♪」




急に律先輩のからかう様な声が後ろから聞こえた。




「なっ!イチャイチャなんてしてません!」




茶々を入れられて私は途端に恥ずかしくなり、唯先輩からバッと離れてしまう。



「ぁ~ん、あずにゃーん~もっと~」


そんな事を言いながら、唯先輩が手を広げてふらふらと私の方に近づいてくる。
私はそんな迫ってくる先輩をヒョイっとかわしながら、声を上げた。



「もうしません!さぁ、練習しますよ!」



「え~!今日はもう力使い果たしたよ~」




「まだ下校時間までまで一時間ぐらい残ってます!」




「そんなぁ~。もうっ!りっちゃんのせいだよ。せっかくあずにゃん大人しくて可愛かったのに…ブツブツ」



唯先輩は、口を尖らせながら律先輩に文句を言う。



「ははっ、わりぃわりぃ。だってあのままだと終わりが見えなかったしな!」


そう言いながらカラカラと笑う律先輩。
ふと、ムギ先輩がこっちをウットリと見つめている事に気がついた。



「どうかしましたか?ムギ先輩」



「…yes」



「??」



「…あっ、違うの!ただ唯ちゃんに抱かれて赤くなってる梓ちゃんが可愛くって可愛くって…」




「なっ!赤くなってなんかないですよ!」




私は両手を上げキーっとムギ先輩に反論する。
そんな私を見て先輩達は笑い、澪先輩が頷きながら私に言った。



「確かに唯に懐いてるよな梓は。ギター組としてこれからも仲良くな?」



「み、澪先輩まで!?」













その後は、私の言ったとおりみっちりと一時間練習をした。
律先輩と唯先輩は最初ブツブツ言っていたけれど、練習を始めると皆楽しそうだった。もちろん私も楽しかった。




(やっぱり、私の居場所はここなんだね。もう迷わないよ)





そしてなんとなくだけど気づいた、唯先輩への想い。
他の先輩方ももちろん好きだけど、唯先輩だけは、なんとなく…違う気がする。



(これってやっぱり…こ、こ、こ――)




「あずにゃんどしたの?みんな片付け終わって帰っちゃったよ~私達も帰ろ?」




「……あ…すみません。今片付けます」




何だこのデジャヴは。私は意識を覚醒させる。
練習も終わり、片付けの最中にまたぽーっとしていたようだ。



ムギ先輩達は、何か急いでるとの事で先にそそくさと帰ってしまった。
なんだかムギ先輩が澪先輩と律先輩を引っ張っていた感じだったけど…。



(私と唯先輩の事、気を使ってくれたのかな…。まぁいいや、お陰で二人きりだし…帰りも…ハッ!)



まただ!またぽーっとしてしまうところだった!なんだかさっきから唯先輩の事ばっかり考えてる。
チラッと先輩を見る。
今も私はこんなにドキドキしているのに、先輩は至ってマイペースだ。




「…ずるい」




「むちゅちゅ~♪…ん?何か言った~?」



私の声が良く聞こえなかったみたいだ。
今先輩はギー太に夢中で忙しいらしい。



(ケースに入ってるくせに…ギー太め…)




私はそんな先輩の後ろ姿を見ながら自分のギターを背負う。




「…いえ、…先輩!片付け終わりました!帰りましょう!」



私は先輩の背中に大きな声を出す。



「うんっ帰ろ~!」



私の声が聞こえたのか、先輩はクルッとこっちを振り向くと、にこっと私に笑いかけた。



「!」



私は先輩の笑顔を見ていられなくて、バッと顔を後ろに背ける。



「どしたの?後ろなんか向いて…あ、忘れ物~?」



「ち、ちがいます!早く帰りますよ!」




私は早口でそう言い、先輩に背を向けながら歩き始める。




「え~?なんで怒ってるの~あずにゃ~ん」




早足で歩いている私の背中に抱きついてくる先輩。




背中に伝わるあなたの鼓動は、ゆっくりとしていて心地が良いけれど、私はそれだけじゃ満足できないんです。
私はあなたにこんなにもドキドキしているのだから、あなたも私にドキドキして欲しい。
私を好きになって欲しい。




だから―――




「やってやるです」




「ん~?」




「いえ…帰りましょうか」





いつか絶対、ドキドキさせてみせますから…覚悟しといて下さいね、唯先輩?











To Be Continued




ここまで読んでくれてありがとうございます。
この【梓の自覚】はアニメとか色々参考に書きましたが、律ちゃんが言っていた台詞を唯が言ったりと…なかなかひどいですねw
「梓の○○」シリーズは、あずにゃん頑張れ頑張れ!と言う気持ちで暖かく見守ってくれたらと思います。


一応誤字脱字チェックしましたが、まだまだある可能性【大】です。
見つけた方はコメで指摘などして下さるとありがたいです。

| 【「梓の○○」その1 梓の自覚】 | 23:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

SSアップ予定

携帯からこんにちは、JASこです。


今日の夜、いよいよ連載シリーズを掲載しようと思います。

その名も【梓の○○】シリーズです!
タイトルで分かるかと思いますが、全て梓視点で話は進みます。が、のちのち唯視点でも書く予定ですw

内容は梓→唯です。でもシリアスとかではないので、お暇な時に気軽に読んでもらえれば、と思います。

アップ時間ですが、日にちが進むまでにはアップできればなと考えています。


よろしくお願いします♪

| 未分類 | 20:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

WEB拍手設置&お礼SS更新♪

WEB拍手設置してみました。


PCの方は右のサイドバーのWEB拍手にいるあずにゃんをクリック。
携帯の方はTOPの上の方にいるあずにゃんをクリックで拍手できます。


拍手はSSよりも短いSSSを更新していこうと考えています。

今回の【マシュマロ】はアニメを参考に書いてみました。あのシーン好きなんです。
内容は全然アニメと違いますがw大目に見てください…。

| 未分類 | 22:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

【かんちがい!】

【かんちがい!】梓→唯






今日も無事授業が終わってホームルームが終わると同時に、私はそそくさと部室に向かう。
純に色々ちょっかい掛けられそうになったけど、そこは根性で押し切った。


なんたって今日は――


~~~~~~~~~~~




「あ。明日は私と澪部活休むから」




「えっ、何か用事でもあるんですか?」



練習も終わり、ギターをケースに片付けている時に律先輩が今思い出したとでも言うようにそんな事を言った。




「なんだ律、梓に言ってなかったのか。律が職員室行くついでに伝えとくって言ってたからもう伝わってるかと思ってたのに…」




「いや~、さわちゃんと話してたら梓の事すっかり忘れてた!」




「威張るとこじゃない!!」



ボコッ



「いだ~…」




「梓、ごめんな。私もキチンと確認取るべきだったよ。律を信じた私も馬鹿だった」




「いいですよ、澪先輩は悪くないです。だって律先輩ですから」




「なんだおまえらー!私だってやる時はやるんだぞ!」




「こういう事もあるよ、りっちゃん!私の胸においで!」




「あぁ~唯だけだよ私のこと慰めてくれるのは~グスングスン」




「よーしよしよしよし。りっちゃんは頑張ったね~。よしよし」




そう言いながら唯先輩は律先輩の頭を撫でている。というか律先輩嘘泣きだろう…。




唯先輩は、誰彼構わずスキンシップしすぎだと思う…。
現に今だって律先輩と……いや、別に唯先輩が誰と仲良くしてたって私には関係ないし、というか私は唯先輩の事なんて何とも思ってないし、ただ頼りないから私がずっと見てなきゃ駄目だなってだけだし…。




『梓ちゃん、素直にね?』




「え!!」




「どうした?いきなり大きい声出して…」




「い、いや…、なんでもない、です…。……というか先輩達いつまでそれやってるんですか」




「ん~?なんだ梓、妬いてんのか?」




「えっ、そうだったの?あずにゃんごめんね~言ってくれればいいのにぃ~」





唯先輩はそう言うと手を広げながらこっちにやってくる。




(あ…抱きしめられるんだ)




そう頭で確信すると私の鼓動は速く動き始める。
何度も抱きしめられたせいで私の体から消えることのない唯先輩の甘い匂い、暖かい温もり。




「あずにゃんぎゅ~」




今日初めての抱きつきだ。
練習中は休み明けだったせいか、唯先輩はギー太にべったりであまり構ってもらえてなかった。
私だって休み中唯先輩に会えなくて寂しかったのに…。まぁ練習は進んだから良いんだけど。




「ぅ~ん、やっぱ抱きつくのはあずにゃんが一番気持ちいいよぅ~。なんというかしっこ、しっ、し、」




「しっくり、ですか?」




「そう!しっくり!しっくり~ぎゅ~♪」




「も、もうっ!苦しいです!離れて下さい!」




唯先輩の甘い匂いとか、首に当たる吐息とか、胸に当たってる、その、ゃ、やわらかさとか、色々な恥ずかしさから思ってもないことが口から出てしまう。
でも苦しいのは本当だ。唯先輩に抱きしめられると、胸がギューッと締め付けられる。




苦しいよ、先輩。
普段からわたしだけを抱きしめればいいのに。
わたしだけを見ていればいいのに。


わたしだけを好きでいてくれたら…



そしたらどんなに…





「梓、何難しい顔してんだ?眉間にシワよるぞ~?」




「ハッ」




考えすぎちゃって意識飛んでた…。
せっかく唯先輩に抱きしめられてるのに…休み中会えなかった分をいっぱい堪能しないと…。



(先輩気持ちいいなぁ…暖かい…それに良い匂い。シャンプーとはまた違った…先輩の体臭なのかな?ずっと嗅いでいたい…時間が止まればいいのに…)




『ふふっ、デレてる梓ちゃんも可愛いわ♪』




「!!?!」ビクッ!ドンッ!




天(?)から聞こえた声に思わず唯先輩を押し払ってしまった。




「いたたた…あずにゃんいきなりどうしたの~」



「なんでもないです!と言うか早く離れて下さいって言ったじゃないですか!」




「やっぱ梓は気まぐれな猫だな~。唯に抱きしめられてこーんな嬉しそうな顔してたくせに」




「なぁっ!?そんな顔してません!!それに話がそれてます!先輩方が休みってどういう事ですか?」




「あぁ、唯のペースに流されてたよ…。明日律と一緒に中学の同窓会行くんだ。
同窓会と言ってもまだ卒業してから全然月日経ってないんだけどな」




「そんな事言って~澪しゃん朝からずーっとウキウキしてるくせにぃ~」




「そっ!…まぁそうだな、楽しみだよ」




「あら、珍しく素直なことで」




「同窓会ですか~いいですね、楽しんできて下さい。…でもそしたら明日の部活どうしましょうか?」




「ぅ~ん三人だねぇ。三人で演奏するのはちょっとアレだし、明日は1日中ティータイムっていうのは…」




「駄目です!ちゃんと練習しないと!唯先輩今日だって出来てないとこ沢山ありましたよ?あんなに教えたのに…ブツブツ」




「ぅぅ…だって休み挟むと忘れちゃうんだもん…ねぇ?ギー太っ」ナデナデ




「ギー太ギー太って、ギー太のせいにしないで下さい!」




「むぅ~あずにゃんギー太に厳しいよぉ~。…もしかしてギー太にも妬きもち~?」




「!」カァッ///




「と、とにかく明日もちゃんと練習するんですからね!分かりましたか!?」




「分かったからそんな怒らないでよぅ~」





律・澪((否定しないんだ・・・))
紬(キマシ)





「じゃあ明日は自主練あんどあず練だねっ!」




「あず練て何ですか…まぁ合わせはちょっと無理かと思いますし、そうしましょうか」




「あ。明日は私もお休みするわ?」




「えっ!ムギ先輩もですか?」




「…」



(と言う事は…結果的に…その…)




『唯ちゃんと二人きりね。頑張って!梓ちゃん!』



(ゆ、唯先輩と二人きり…えへへ///ってムギ先輩!さっきから心の中読まないで下さい!
…と言うかそのためにお休みしてくれるんですか…?)




「明日は家の都合で少しパーティに顔を出さなきゃいけないのよ」




「そ、そうなんですか…」




「じゃあ明日はあずにゃんと二人かぁ♪あっ、と言うことは明日はお菓子ないのぉ?」ウルウル




「大丈夫よ唯ちゃん。紅茶とお菓子はちゃんと用意しておくから♪」




「よかったぁ~ティータイムしないと練習に力が入らないんだよぅ。ありがとームギちゃん!」ギュー




また他の人に抱きついてる。さっき私が1番って言ってたのに…また胸がざわざわしてきた。嫌だよこんな汚い気持ち…。




『大丈夫よ梓ちゃん。その気持ちはおかしくなんかないわ。それにこういう性格含めて唯ちゃんを好きになったのでしょう?』




(それはそうですけど…いや!好きっていうか、なんというかそれは違くて…と言うか早く唯先輩から離れて下さい!)




『ふふっ、明日はちゃんと素直になるのよ?』




「わかってます!!!」




「わっ!なんだ梓。何が分かってるんだ?」




「えっ、いや、その…なんでもないです」




「明日は二人だけど練習がんばろーね?あずにゃん♪」ギュー




「は…はぃ////」プシュー






~~~~~~~~~~~



そんなわけで少し長くなっちゃったけど、今日は唯先輩と二人きりなのです!
まぁ二人きりってだけでいつも通り練習なのは変わらないけど。二人きりってだけでね。
も、もしかしたら何か進展があるかもしれないよ?
二人きりだもん…い、いや、別に期待してるわけじゃないけど、
で、でももしかしたらあんなことが起こっちゃたり、こんな展開になってしまう事も…えへ。





(ふふふぅ…ぅふふぇへへへへ//////)





「ぇへへへぇッゲホッゲホッ」




ハッ!トリップしすぎて頭の中がピンク色になってしまっていた。急がないと先輩を待たせてしまう!
先輩のクラスは5限が休みだと言っていた。1年生より終わるのが早いのだ。



私は階段をそーっとそーっと音を立てないように上がっていく。
なんでかって?それは…




「こんにちはーっと…」




静かに音楽室のドアを開くとそこには真面目に練習をしている唯先輩が
…いるわけなく、先輩は案の定ソファーに寝っ転がって眠っていた。




(やっぱり…ふふっお見通しなんですよ!唯先輩が1人で1時間も退屈しないで待てるわけないです)




私は足音を立てないよう注意しながら床に鞄とギターを床に起き、ソファーに近づき膝立ちになりそっと先輩の寝顔を拝見する。




「ぅみゅ…すぅーすぅー」




(唯先輩の寝顔可愛い…)




いつも私のことを可愛い可愛いと言うけど、私から言わせてみると唯先輩の方が断然可愛いと思う。いや、断然可愛いんだ。異論は認めない。




(あ…口の横に何かついてる)




よく見るとクリームの様な白い物がついていた。
テーブルの上にはケーキと紅茶が並んである。
きっと私のことが待てなくて先に少しつまみ食いでもしたんだろう。




(まったく唯先輩は…私が来るまで待ってて下さいよ)




私は先輩の口を拭くためにティッシュを取りに行こうと思い立ち上がろうとしたが、それは叶わなかった。
先輩が私のシャツをギュッと握っているのだ。




「…先輩?」




「すぅ…すぅ…」




どうやら無意識の動作らしい。赤ん坊ですかこの人は…。




「もう…これじゃ取りに行けないじゃないですか…」




私は諦めて再び膝立ちになり唯先輩の方を向く。そうすると唯先輩の寝顔が少し微笑んだ気がした。




「ふふっ可愛い…」




昨日はあんなに明日は練習ですって言ったくせに、なんだか今日は唯先輩とゆっくり過ごしたい気分だ。
こんな幸せそうな寝顔を見たら起こしたくないと誰もが思うだろう。最近私は唯先輩に甘い気がする。



唯先輩どんな夢を見てるのかな…。
夢の中でも私と一緒ならいいのに…。




「大好きだよ」




「…えっ!?」



私は思わず唯先輩の声に、吐息に、耳を集中させる。
先輩は夢の中なんだから私に向けて言われたわけでもないのに、胸がドキドキしてきた。
も、もしかして唯先輩起きて…




「ゅ、ゅ、ゅいしぇんぱ」




「むにゅむにゅ…ぷしゅぅ…」




「…なんだ寝言か」




私の気持ちは一気に落胆する。




(まぁ唯先輩に期待はしてませんよ…。私が頑張らないと!)フンス!



「…」



思わず唯先輩の真似をしてしまった。
まぁ私がリードしないと唯先輩はなーにもしないんだから…。
今だって後輩ほっぽいて寝こけてるわけだし。




(そんな無防備だと襲われちゃいますよー。まぁ私以外は許しませんが)





口の横のクリームを取るのは諦めて唯先輩の寝顔を眺めていると、
先輩の口がむにゃむにゃ動いて僅かながら何か言っていることに気がついた。




(先輩なんか幸せそう…どんな夢見てるんだろう)




私は何を喋っているのか知りたくて先輩の口に自分の耳を近づける。





「あずにゃ…、あんっ…、っぱい…おいし…」




「!!??」




(なっ、なっ、私?というか「っぱい」…っておっぱい!?私のおっぱいがおいしい!!??)




「なんて夢見てるんですかー!!!」シャー




「ふえっ!?なにごと!」




「何事じゃありません!一体どんな夢見てたんですか!」




「えっどんなって…ぅ~ん夢だったのか~勿体無いよぅ…」




「も、勿体無いって…そんなに私の…ブツブツ」




「あ!あずにゃんも一緒だったよ~」




「当たり前です!私以外とそんな事するのも考えるのも許しません!」クワッ




「ひっ、あずにゃんどうしたの?私が眠ってたから怒ってるの~?」




「…怒ってませんよ。ただ唯先輩が…」




「私が?」



「その…えーと…、…だから!」




「あぁ!あずにゃん食べたくなっちゃったんだね?いいよ~もうこんな時間だし」




「えっ…確かにもう下校時間ですね…と言うか、本当にいいんですか…?」




「もちろんだよぅ!」




「じ、じゃあ学校ではもう無理ですし、わ、私の家にでも行きますか?今日は偶然親も居ないんで…」




「えっ?あずにゃんの家にあるの~?ん~親が居ないのも関係あるの?あっ、さてはあずにゃん独り占めしようとしてたんだねぇ~?」




「えっ?あるって当たり前じゃないですか。(私自身なんだし)私が独り占め…?って…あれ?」




「あの、すみません唯先輩。唯先輩が見た夢って…?」




「ん?たい焼き食べる夢だけど?」




「 」




「しっぽまであんこいっぱいで美味しかったんだよ~」




「 」




「でもあずにゃん家にたい焼き買いだめしてるの~?さすが猫ちゃんだねぇ~♪」




「…ま」




「ま?」




「まぎわらしいんですよー!!!」





大好きなたい焼きを今日ほど食べたくなくなったのは生涯生まれて初めてでした。








fin♪





初めまして管理人のJASこです。読み方はそのまま「じゃすこ」です。由来は某スーパーではありませんのでw
この作品は人生初めて書いたSSです。後先考えずに唯梓LOVE!!!って気持ちだけで衝動書きしましたw
読み返すと色々とひどいですね、ごめんなさい。
確認するたびに誤字脱字が見つかるので、未だにありまくりだと思います。
見つけた方は指摘などして下さると嬉しいです。

| 【かんちがい!】 | 20:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

はじめに

はじめに!
SSブログサイト【ねことヘアピン】にお越し頂き誠にありがとうございます。
管理人ののJAS こと申します。ここで当サイトの簡単なご説明させて頂きます。


☆取り扱いジャンル

アニメ「けいおん!」「けいおん!!」

唯梓オンリーの予定です。



☆注意書き


●こちらは版権物の個人ファンサイトです。各作品の原作者・アニメ制作会社・オフィシャル等には一切関係ありません。

●同性愛(百合)による甘い要素が強いので苦手な方はご遠慮ください。

●すでに掲載した記事について、予告なく加筆・修正したり、削除することがあります。また過去の記事を訂正して、再掲載することもあります。

●当サイトに掲載している画像(加工ふくむ)は、作品紹介の引用のつもりで掲載しています。不都合な点はご指摘ください。


☆最後に

【ねことヘアピン】に掲載している作品の無断使用はお断りしております。
御用の際には管理人に御一報下さい。

ご連絡はコメント欄にお願いします。

| はじめに | 20:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。